SONY α9 近況 | Recent Status of SONY A9

ビュ~ンと通り過ぎるアスリートにピントが合う事もある
これまで SONY α9 を実戦で使用してきたけど、最近は撮影する事の苦しさが楽しみに変わりつつある。 カメラを地面に投付けたくなる事も多々あったけど、今では可愛い娘の様な存在です...実の娘じゃないけど、出来の悪い子ほど可愛いのよねぇ。

可愛い娘ですが、眼に入れたら痛い事が沢山ある。 ソニーさんの目に留まったら改善されるかも知れないので書いておこう。



SONY α9ダコ

右手中指にタコ(○部分)ができる すんごく痛いんですけど
この部分で保持する
ソニーさんのカメラはヒューマンインターフェースに疑問があり、SONY α9で最も苦痛と感じるのはグリップ形状である。 ちょいと持って撮るだけなら感じないけど、何時間もカメラを持ち続けるスポーツ撮影の現場では悲鳴を上げてしまう。

上の写真はアリーナでの撮影時に自分の右手中指を撮った写真(スマホのシャッターを押したのは他のカメラマン)で、痛いし赤くなってタコ(○部分)が出来てしまっている。 この中指タコを業界では「α9ダコ」と呼んでいるけど、αを宣伝しているプロ達は間違ってもそんなダメな事は言わない...欠点などを喋ってはいけない契約書にサインしてるからねぇ。

それにしても、3・4人の選手を撮影しただけで痛くなるので、30人の選手を撮るのは罰ゲームより苦痛だったゾ。 ちなみに、痛さに耐えられないので手袋をしてグリップを握ると、レンズ鏡筒と干渉するのでグリップを握る指が窮屈なのよ...カメラの評価部門って無いのかしら?

ピンボケの怪

AF釦から指を離すとピンボケする...謎の動作
私のボタン設定はシャッター半押しではAF非動作で、背面ボタンでのみAFが動作する様にしてあります。 AFが不要なシーンでAFをさせちゃうと、かえってピントが悪くなったりするからなんです。

このとき、いつでもレリーズ出来る様にシャッターボタンは半押し状態で選手を狙っているんだけど、左の写真の様にAF追従させていて、スピンを開始したのでAFボタンを離すと右の写真の様にピンボケになる。 スピン中はピントが不安定になり易いのでAFさせたくないんだけど、AFボタンを離すとピントが大きくズレるのはバグだよねぇ?

SONY α9の挙動はバグとしか思えないけど、「これは仕様です」なんて言われたら今度こそサービスセンターでカメラを投付けてやるぞぅ。

露出の怪(AF-C)

新設アリーナなのに照明ムラが酷い会場で、明るい所と暗い所とで一段弱の照明ムラが有る。 マニュアル露出(Mモード)だと厳しそうなので、シャッター速度優先(Sモード)で撮影してみると思った様な露出にならない。 カメラの動作を良く観察していると、明るさが変化しているのに絞り値が変化しない...イヤ、変化具合が超遅いのである。 連写を始めると数駒で適正露出の絞りになる動作である。

ファインダーの色味(ホワイトバランス)の変化も超遅いんだけど、撮影した写真のホワイトバランスは適正になっていた。 でも、露出は撮ってしまってから変更は出来ないので露出オーバーの写真や露出アンダーの写真を沢山撮ってしまう。

ちなみに、MモードでISOオートにするとISO値の変化は絞り値の変化より速く切換ってくれる。 残念なのは、Sモードなら絞りはレンズの開放絞りより開く事はないけど、ISOオートだとISO範囲設定が一段単位なので露出オーバーになる事が多い。 ISOオートの範囲も1/3段ステップで設定出来る様にファームアップしてくれたら褒めてあげるゾ。

和愛ちゃんママと談笑してたら撮られてました
さて、眼に入れたら痛い事がまだまだ沢山あるけど、今日はこのくらいにしてやろう。
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